引き寄せの法則をご存知ですか？テレビや雑誌等で紹介され、聞いたことがあるという方や、実際に試してみたことがあるという方もいると思います。
今回は引き寄せの法則のお話です。
引き寄せの法則
引き寄せの法則は、簡単に言えば「いいことを考えればいいことが、悪いことを考えれば悪いことが起きる」という法則。
たとえば、常に笑顔を絶やさない人の周りには同じくいつも笑っているひとや明るい人が集まり、常に人の悪口を言う人の周りには同じく悪口ばかり言う人や文句ばかり言う人が集まってくるなんて話がありますが、これも引き寄せの法則のひとつ。常に笑顔の人は同じ笑顔の人を引き寄せ、悪口を言う人は同じ悪口を言う人を引き寄せているのです。
それと同様で、理想の自分や目指す姿など、自分にとって良いことを考えることで、その理想を現実にするための思考法が引き寄せの法則なのです。
偉人たちと引き寄せの法則
引き寄せの法則はここ十数年で話題になった法則ですが、それよりもずっと昔から引き寄せの法則は存在しています。
誰でも知ってるような有名な偉人たちも、この引き寄せの法則を使っていたと言われています。
「想像力がすべてだ。それは人生でこれから引き寄せるものの予告編なのだ。」
（アインシュタイン）
「思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから。」
（マザー・テレサ）
「幸福のことを考えれば幸福になる。
みじめなことを考えればみじめになる。
恐ろしいことを考えればおそろしくなる。
病気のことを考えれば病気になってしまう。
失敗のことを考えれば失敗する。」
（ジョセフ・マーフィー）
「思考は現実化する。」
（ナポレオン・ヒル）
これらは言葉は違えど、全て引き寄せの法則と同じ考え方をしている偉人たちの名言です。
“引き寄せの法則”という言葉が誕生して話題になるずっと前から、成功者たちはこの考えを持ち、実行してきたのです。
また、有名人の引き寄せの法則で有名な話はサッカー選手・本田圭佑さんの話。小学校の卒業文集に「世界一のサッカー選手になりたい、というよりなる」「ヨーロッパのセリエＡに入団します」などと書き、それが現実になっていることに注目が集まりました。これも引き寄せの法則により、自分の理想を現実化させた良い例です。
引き寄せとアファメーション
アファメーションとは、自分の願望や理想などを「～なっている」「～している」と現在形で唱えることで、理想を現実にしていく手法のことです。
例えば、結婚願望があるけどいい相手に恵まれていない、どうにか相手を見つけて結婚したいと思っているときに、「早くいい相手を見つけて結婚したいなあ」と考えるのではなく「私は素敵な旦那と幸せな家庭を築いている」と考えることで、素敵な旦那さんと幸せな家庭を築く現実を引き寄せられます。
上で紹介した本田圭佑さんの例も良いアファメーションのひとつ。「～なる」「～します」と書き、それを現実のものにしました。
引き寄せとアファメーションは密接な関係にあるのです。
引き寄せは待つことじゃない
なりたい自分をきちんとイメージしている、正しくアファメーションをしているから、あとは理想が向こうからやってきてくれる……なんてことはありません。
いくら引き寄せの法則で強く理想の自分をイメージしていても、自分がなりたい自分になるために行動をとらなければ、どんなに望んでも実現は難しいでしょう。
引き寄せをしたから何もしなくていいのではありません。引き寄せをした上で、その理想に向かっての努力が大切なのです。
結局、引き寄せの法則って…
引き寄せの法則は願いが叶うおまじないでも、なんでも思い通りにする魔法の呪文でもありません。
引き寄せの法則は、自分の意識を改善するための思考のトレーニング法です。
「引き寄せの法則を実践しよう！」「理想の自分をイメージしよう！」と思っても、最初はなかなか難しいもの。「私は素敵な旦那と幸せな家庭を築いている」とイメージしようと思っても、初めからマイナス思考のない、プラス思考の理想のみを考えられる人はそう多くありません。そこで、ちゃんと理想の自分をイメージし続けられなかったと諦めてしまうのか、切り替えて再度信じていけるのかが成功者とそうでない人の違いです。
引き寄せの法則は、失敗しても諦めず、繰り返すことでプラス思考を習慣づけるためのトレーニングで、その意識の改革が、自身の成功へと繋がっているのです。
