「占い師になりたい」「占いの仕事に興味がある」という方が増えています。テレビやYouTube、SNSなどで活躍している人気占い師の影響もあり、占いは一部の特別な人だけのものではなく、身近な職業として注目されています。しかし、占い師になるには特別な資格が必要なのでしょうか？そして、どうすれば本当にプロとして活躍できるのでしょうか？
この記事では、「占い師になるにはどうすればよいか」「資格は必要なのか」「どんな道を歩めばプロの占い師になれるのか」について詳しく解説していきます。
占い師に資格は必要？結論から言うと…
結論からお伝えすると、占い師になるために国家資格や法的な資格は必要ありません。
つまり、誰でも「私は占い師です」と名乗れば、今日からでも占い師として活動できるのです。日本では、占い師に対する国家資格や公的なライセンス制度は存在しておらず、極端な話、自分の考えや直感だけでも「占い」として提供できる自由があります。
ただし、「資格が必要ない＝誰でもすぐに成功できる」というわけではありません。現実的にお客様から信頼され、継続的に相談を受けるには、一定の知識や経験、技術、そして信頼性が必要です。そのため、多くの占い師は独学やスクールなどを通じてスキルを磨いています。
占い師になるための具体的なステップ
占い師として活動を始めるためのステップを段階的に紹介します。
1. 自分に合った占術を選ぶ
まずは、自分に合った「占術（占いの技法）」を選びましょう。占いにはさまざまな種類があります。たとえば…
- タロット占い：カードの象徴を読み解く
- 西洋占星術：ホロスコープを使い、生年月日・出生時間などから運命を読み取る
- 四柱推命：東洋の命術。生年月日と時間から性格・運命を占う
- 手相占い：手のひらの線から運勢を読み取る
- 数秘術：名前や誕生日を数字に置き換えて人生の流れを占う
- 風水や姓名判断、霊視など：環境や感覚に基づく占術もあり
まずは興味のあるものを一つ選び、その占術に集中して取り組むのが良いでしょう。
2. 独学またはスクール・通信講座で学ぶ
選んだ占術を学ぶ方法には、大きく分けて以下の3つがあります。
- 独学：書籍や動画、インターネット上の情報を活用して学ぶ。コストはかからないが、習得には時間がかかる。
- 通信講座：基本から実践まで体系的に学べる。添削や質問サポートがある場合も。
- スクールや師匠に弟子入り：対面での指導が受けられ、リアルタイムでフィードバックがもらえる。最も実践的で確実な方法。
スクールや講座の中には、民間団体が発行する「○○認定占い師」「○○協会修了証」などの資格がもらえる場合もあります。これらは法的効力はないものの、信頼性やブランディングの一助になることもあります。
3. モニター鑑定・練習鑑定で経験を積む
占術を学んだら、次は「実践」です。最初は知人やSNSのフォロワーに向けて「無料モニター鑑定」を募集し、実際に鑑定の経験を積んでいきます。これにより、
- リアルな相談内容への対応力
- お客様への伝え方
- 結果に対する反応とフィードバック
- 鑑定にかかる時間の把握
といった、プロとして必要な実践的スキルを養うことができます。
最初は失敗や不安もあるかもしれませんが、場数を踏むことで自信もついてきます。鑑定内容の記録や反省を残すことで、次回に活かすことができます。
占い師としての働き方はさまざま
占い師として活動する方法は1つではありません。自分に合ったスタイルを選びましょう。
1. 電話占いやチャット占いのアプリに登録する
最近では、「LINE占い」「ココナラ」「Chapli」「ウラーラ」など、占い師とユーザーをマッチングするアプリが多数あります。これらに登録すれば、自宅からでも電話やチャットで鑑定ができます。
メリット
- 初心者でも始めやすい
- 集客の心配が少ない
- 空き時間で活動できる
デメリット
- 報酬が低め（手数料が高い場合も）
- 実力がないとリピートがつきにくい
2. 占い館に所属する
都市部には「占いの館」や「占いサロン」があり、ブースを借りて対面鑑定ができます。館側が集客や予約をしてくれるため、自分で営業する必要がない反面、オーディションや面接に合格する必要があります。
メリット
- 実践経験を積みやすい
- 信頼や実績がつきやすい
デメリット
- 館のルールに従う必要がある
- 勤務時間や場所の制約がある
3. フリーランスとして活動
自分のホームページやSNS、YouTubeなどで発信をしながら、完全に個人で活動する方法もあります。自由度は高いですが、最初は集客やブランディングに苦労するかもしれません。
メリット
- 自分のスタイルを貫ける
- 収益率が高く、成功すれば収入も大きい
デメリット
- 集客・運営のすべてを自分で行う必要がある
- 信頼を得るまでに時間がかかる
占い師に向いている人の特徴
「誰でも占い師になれる」とはいえ、向き・不向きもあるのは事実です。以下のような特徴を持つ人は、占い師として成功しやすい傾向があります。
- 人の悩みを親身に聞ける共感力がある
- 観察力・直感力に優れている
- 学ぶことが好き、好奇心が強い
- 自分をしっかり管理できる（スケジュールや情報整理など）
- 人とのコミュニケーションが得意、または苦にならない
逆に、「人と関わりたくない」「反応に一喜一憂してしまう」「批判を恐れすぎる」などの傾向があると、苦労するかもしれません。
まとめ：資格はなくても、努力と信頼が必要
占い師になるには資格は必要ありません。しかし、誰かの人生に関わる仕事だからこそ、責任と真剣さが求められます。
- 自分に合った占術を見つけて学ぶ
- 経験を積んで実力をつける
- 自分のスタイルに合った活動方法を選ぶ
- 信頼を得られる占い師になる
これらを意識して、一歩ずつ歩んでいくことで、きっと占い師としての道が拓けるはずです。
